#5 キャリアアドバイザーANさん

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更新日:
2025.03.03

eeevo がお届けするマレーシア転職経験談シリーズ第一弾は、マレーシアでキャリアアドバイザーとして活躍するANさんのストーリーです。

20代半ばでマレーシア転職に挑戦したANさんは、「行動すれば誰でもできる!」と、これから転職を考えている方へ勇気を与えるメッセージを届けてくださいました。

インタビューでは、マレーシア転職までの経緯、初めての海外生活での驚き、そして海外で働く中での課題について、赤裸々に語っていただきました。

「マレーシアに興味はあるけれど、踏み出せない…」という方は、ぜひ参考にしてください!

 

お名前 ANさん
ご年齢 20代後半
マレーシア歴 1年9ヵ月

(1年半3ヵ月→一時帰国→再移住6ヵ月目)

仕事内容 キャリアアドバイザー

 

現在の職業とマレーシア滞在歴

 

ーー 本日はよろしくお願いいたします!

よろしくお願いいたします!

 

ーー ANさん、まず現在のお仕事とマレーシアでの滞在歴を教えていただけますか?

はい、現在はマレーシアで移住支援の仕事をしています。主に、移住希望者への案件紹介や、企業と求職者の間に入り面接の調整、ビザ取得のサポートを担当しています。マレーシアには2021年に渡航し、1年3ヶ月ほど滞在しました。その後、一度日本に帰国し、半年ほど経って再びマレーシアに戻ってきました。

 

ーー 2度目のマレーシア移住だったんですね!ちなみに、一度目のマレーシア移住から現在の職業だったんですか?

いえ、最初はマレーシアのBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)企業でコールセンターのオペレーターとして働き、そこから管理職へとキャリアアップしました。

 

ーー 1度目と2度目では違う職業に就かれたんですね。その辺りも含めて、これまでのご経歴をお聞かせください。

 

昔から海外には興味があった

 

ーー もともとは日本で働かれていたんですよね?

はい、日本では羽田空港でブランド販売の仕事をしていました。

 

ーー では、海外に住もうと思ったきっかけは何だったのでしょう?

英語を専攻していたわけではありませんが、学生時代から海外生活に憧れがありました。テレビで東南アジアで暮らす日本人女性の特集を見て、「私も一人で住めそう」と思ったのが最初のきっかけです。

新卒の頃から海外で働くことに興味はありましたが、まずは日本でビジネスマナーや社会人としての基礎を学びたいと考え、空港での仕事を選びました。しかし、コロナ禍でお客さんが激減し、「このまま何もしなかったら後悔する」と思い、海外移住に挑戦しました。

 

ーー 初めての海外移住ということで、家族や友人と離れることに寂しさは感じませんでしたか?

まったくなかったわけではありません。でも、LINEですぐに連絡が取れますし、マレーシアとの時差は1時間なので、ほとんど日本と変わらない感覚でした。
あとは、自分の性格上、一度決めたら周りが反対しても行くので、誰にも止められるとかはなかったですね。

 

最初になぜマレーシアを選んだのか

ーー 最初にマレーシアを選んだ理由はありましたか?

転職エージェントに勧められたからです。転職エージェントからは「マレーシアならビザが取りやすい」と勧められ、自分でも調べるうちに治安や天候、就職のしやすさなどが理由で「行ってみよう!」と思うようになりました。
転職エージェントからまだ社会人経験が浅く、語学的にもまだ伸ばしていかなければいけないので、まずはコールセンターで就職するのが良いと教えられ、最初はBPO企業でコールセンターの職に就きました。

 

コールセンターを辞めて一度日本帰国した理由

 

ーー コールセンターで働いていた時に、一度日本へ帰国した理由は何だったんですか?

勤めていた会社の株主の影響で、日本人スタッフが全員解雇されてしまったからです。ただ、私はマレーシアに住み続けたいと思っていたので、転職エージェントに相談しました。

しかし、当時はキャリアアドバイザーの経験がなかったため、転職が難しく不採用となりました。そのため、一度日本に戻り、人材業界で経験を積んでから再度マレーシアに挑戦しました。

 

ーー すごい行動力ですね!

そうですね。一度経験を積んだことで、2回目のマレーシア転職はスムーズに進みました。

 

想像以上に住みやすい国「マレーシア」

ーー 順番が前後してしまって恐縮なのですが、初めてマレーシアに住んだ時の印象はいかがでしたか?

思ったよりも住みやすいなと感じました。日本と比べて物価が安いので、同じ家賃でも広くて綺麗な家に住めますし、生活環境が整っています。

日本だったら8万円で1ルームみたいな感じですが、こちらでは同じ家賃で高層マンションにも住めるので生活の質は上がったように感じます。

時差も1時間しかないので、日本の家族や友人とも気軽に連絡が取れるのが良かったです。

 

マレーシアでの働き方

 

ーー 現在の仕事の1日の流れを教えていただけますか?

はい。在宅の日は8:30ごろ業務開始で、出社の日は朝7時半頃に業務を開始します。日本との時差を考慮して、日本の企業と連携しやすい時間帯に合わせています。

朝はそこで担当する求職者様の状況を社内ミーティングで共有して、どのような案件をご紹介できるかをすり合わせしています。

その後、ご応募いただいた求職者様に面談促進のメールを送ったり、面談の対応をしたりしています。面談は多くて1日5人ほど、平均で3,4人は行っています。

ここでランチを取ることが多いですね。基本はリモートワークなので、近くのカフェでランチをしたり、出勤している時は同僚とランチをしに行ったりと楽しんでいます。

午後は、また求職者様の面談をしたり、面接中の求職者様のフォローアップ(面談準備やVISA関係のサポートなど)の予定が入っています。

それが終わると、夕方ごろにまた社内のミーティングがあり、今日担当した求職者様がどのように面接に進んだかなどを社内で共有します。

大体17:30には業務を終了して、遅ければ18:30ごろには業務を終了しています。

 

マレーシアで働いて良かったこと

ーー マレーシアで働いて良かったことはありますか?

まず、生活費を抑えながらも日本より良い環境で暮らせることですね。あと、実力主義の環境なので、頑張ればすぐに昇進のチャンスがあるのも魅力です。私は2年目でオペレーターから管理職へ昇進しました。日本では年功序列が根強いですが、マレーシアでは若くても結果を出せば評価されるのが大きな違いですね。

 

マレーシアで働いて大変なこと

 

ーー 逆に、大変だったことはありますか?

一番大変だったのは、最初の半年間は所得税が30%引かれることですね。これを知らずに来ると、予想以上に手取りが少なくなるので、事前に貯金をしておくのが大事です。また、文化の違いもありますね。例えば、トイレの清潔さなど日本とは違う点があるので、そこは割り切る必要があります。

 

ANさんの将来の夢

 

ーー 今後の目標や夢を教えてください。

将来的には、海外の人材紹介やキャリアアドバイザーとしてさらに経験を積み、より多くの人の海外移住をサポートできるようになりたいです。マレーシアだけでなく、他の国でもチャレンジできる機会があれば挑戦したいですね。

 

マレーシアでこれから働く人に向けた応援メッセージ

 

ーー 最後に、これからマレーシアで働こうと思っている方にメッセージをお願いします。

迷っているなら、とにかく行動してみることが大事です。マレーシアはビザの取得が比較的容易で、英語ができなくても働ける環境があります。ただ、これはいつまでも続く保証はないので、興味があるなら早めに動くことをおすすめします!

 

ーー 今日は貴重なお話をありがとうございました!

こちらこそ、ありがとうございました!

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日本人を対象とした求人が多いのは、日系企業が多い都市部が中心。求人数が多いのはだんとつでクアラルンプールとその近郊のセランゴール州です。
・クアラルンプール(首都):日本人の大部分はクアラルンプール在住。歴史ある日本人コミュニティがあり、発展した住みやすいエリア。求人数は多く、仕事を見つけやすい。
・セランゴール州:クアラルンプール近郊のエリア。工業団地に工場を構える日系製造業多数。求人数は多く、仕事は見つけやすいが、公共交通機関があまり発達しておらず車がないと不便。
・ペナン州:発展したペナン島の都市部が観光地として有名ですが、橋を渡った半島部には工業地帯が広がり日系企業も多数。移動には車が必須だが、程よく発展して住みやすいエリア。求人情報数はあまり多くない。
・ジョホールバル:マレー半島南端に位置するシンガポ―ルに最も近い町。日本人コミュニティあり。求人情報数は少ない。
・サバ州/サラワク州:ボルネオ島に位置し、製造業が多いエリア。求人情報数は少ないが、給与は高め。

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