#6 キャリアアドバイザーIYさん
eeevo がお届けするマレーシア転職経験談シリーズ第一弾は、マレーシアでキャリアアドバイザーとして活躍するIYさんのストーリーです。
20代でマレーシア転職に挑戦したIYさんは、「海外移住はハードルが高い」と思い、全く想像すらしていなかったようです。
しかし、ひょんなことから1歩を踏み出してみると思いのほか簡単だったと語ってくださいました。
インタビューでは、マレーシア転職までの経緯、初めての海外生活での驚き、そして海外で働く中での課題について、赤裸々に語っていただきました。
「マレーシアに興味はあるけれど、踏み出せない…」という方は、ぜひ参考にしてください!
お名前 | IYさん |
マレーシア歴 | 2021年3月~現在 |
仕事内容 | セールスマネージャー |
現在の職業とマレーシア滞在歴
ーー本日はよろしくお願いいたします!
よろしくお願いいたします!
ーーIYさん、まず現在のお仕事を教えていただけますか?
はい、現在はマレーシアへの転職支援の会社でセールスマネージャーをやっています。具体的には日本人の方で日本からマレーシアに転職したい方・もしくはマレーシア国内で転職したい日本人のご支援をする部署の全体統括を行っています。
ーーありがとうございます。では、現在にいたるまでの経歴などをお伺いできればと思います。
学生時代から海外への興味はあった
ーー現在はマレーシアで現地就職していると思いますが、もともと海外への興味や憧れなどはあったんですか?
はい。もともと中学校くらいから海外には興味がありました。海外ドラマを見たりといつかは海外にいけたら良いなと思っていたこともあって、大学時代には2,3ヵ月アメリカに留学をしたこともありました。
そこである程度は英語が話せるようになった感覚があります。
ーー2,3ヵ月で話せるようになるのはすごいですね!
もともと好きだったので、独り言で英語を話したりしていたのが良かったのかもしれません。
シンガポールでの出会いとコロナが海外移住のきっかけ
ーーもともと海外に興味はあったものの新卒では日本で働かれていたんですか?海外就職などの選択肢はなかったのでしょうか?
そうですね。海外就職ってもっとエリートの人たちがするものだと勝手に思ってたんです。(笑)なので、自分が海外で就職するとは全く考えてなかったです。
ーー確かに海外就職ってハードル高いようにも感じられますもんね。では、日本で最初どのようなお仕事に就かれたのですか?
最初の会社は、女性向けの人材派遣会社でキャリアコンサルタントと営業のどちらも経験していました。6年くらい働いたのちにマレーシアに来た感じです。
ーーちなみにどのようなきっかけで6年働いた会社を辞めてマレーシアに来たのですか?
年に1回は海外旅行がに行っていたんですね。2019年にシンガポールに旅行に行った際に現地の日本人の方から「まだ若いんだから色んなことにチャレンジしてみれば良いじゃん!」って言われたんです。
それがきっかけで、海外に住むのもありかなと思い始めました。
そんな中、2020年にコロナが来てしまって、海外にいけなくなったことで、「こういうことになるんだったら行けるうちに行かないともったいない!」と思うようになり行動に起こしました。
ーーシンガポールで良い出会いがあったんですね!ちなみになぜマレーシアだったのでしょうか?
はい。第一に英語がネイティブレベルではなかったため、英語が第一言語の国は難しいと思いました。就職も難しそうですし…。また、気候も暖かいところが良いなと思ったのも大きな要因の一つです。
そうなると、東南アジアかなと思いました。その中で色々調べたのですが、東南アジア移住国として人気のシンガポールは行ったことがあり、東京と変わらないなと思っていたので候補からは外れました。
あと、タイにも行ったことがあったのですが、私はあまりお酒が得意じゃないので私には合わないかなと。タイは夜のイメージが合ったので。
すべての条件に合っていたのが私の中ではマレーシアでした!
マレーシアでの就職活動
ーーでは、マレーシアに移住先を決めたあと、どのように就職するに至ったかお教えいただきたいです。就職の際はエージェントを使ったんですか?
はい!使いました。まずは「マレーシア 就職」で調べて、どんな仕事があるのか調べると同時に転職エージェントは一通り登録しました。ただ、結果的に2社だけ受けた形になりました。
ーーもっと多くの会社さんを受けても良さそうですが、2社しか受けなかったのは何か理由があったのですか?
自分が本当に興味持った会社しか受けたくなかったっていうのもありますし、そもそもコロナの時期だったので、求人が多くなかったということもありますね。
ーー時期的に仕方ないところもあったんですね。ちなみにどのような軸で企業選びをしていたのですか?
会社のホームページをよく見て、どういうことをやっているのかと仕事内容に興味が持てるかをよく考えていました。
ーーなるほど。最終的にはどのような会社をを受けたのですか?
1社はマレーシアの人材紹介会社さん。2社目は広告営業のポジションでの募集だったと思います。この2社目は人材系ではなかったのですが、営業のバックグラウンドもあったので、応募してみました。
ーーなるほど。人材系と営業系両軸で探していたのですね!ちなみにどちらの会社に就職したのですが?
結局どちらにも入ってはないです。(笑)というのも2社目の会社の関係者の方が、私が人材系のバックグラウンドがあることを知って、「ぜひうちで人材の仕事しない?」と声をかけてくれたんです。それが今の会社なんです。
ーーそうだったんですね!シンガポールの時もそうですが、奇跡的な出会いが多くありますね!
マレーシアに来てみた感じたギャップ
ーーマレーシアに来てみて約4年ほど経っていますが、来る前と来た後で何かギャップはありましたか?
正直ほぼないです。(笑) ただ強いて言えば、マレーシアって「東南アジアの人がいる」ってイメージしかなかったんですが、実際に来てみるとマレー系中華系インド系とこんなにも色んな人種の人がいるんだっていうのは驚きました!
ーー確かに実際に来てみるとたくさんの人種が一緒の国の国民として生活しているってカルチャーショックがありますよね!ちなみに労働面ではどうですか?様々な人種の方と働く上で感じたカルチャーショックなどありましたか?
それは確かに全然日本と違いますね!率直に言うと良くも悪くも帰属意識がないとも思います。現地の人は、新卒で入った会社も基本的には2年前後で辞めていきますし、「給料を上げたい=同じ会社で昇進を狙う」ではなくて、「転職する」という発想になることには驚きました。
ーー会社に対する考え方が全く違うんですね!
マレーシアでの生活
ーーでは、今のIYさんの1日の流れを教えていただけますか?
はい。出社と在宅の日と2パターンあるんですが、出社の時は大体6:50くらいには仕事を始めています。渋滞がすごいんで、結構早く家を出るようにしてます。終わるのは大体17:00くらいには終わっていますね。日によって残業があれば18:00くらいに終業しているイメージです。
在宅の時は、7:30くらいには業務を開始しています。終わりは出社の時と同じく17:00~18:00くらいには終業しています。
ーー始まるのが早い分、終業も早い感じですね!業務のタイムスケジュールについても教えてもらえますか?
はい。1日の流れは在宅の時も出社の時もほぼ同じで、朝一で全体のミーティングがあります。そのあとに週に2回はチームのミーティングがあったりと午前中は打ち合わせ系が多いですね。午後に関しては、求職者さんの面談がたまに入るので、その時は面談を行います。ない時は、営業もやっているので、お客さんとの商談だったりとかをやります。それ以外だと、求職者さんの状況を確認して、各キャリアアドバイザーに確認をしたりと全体のマネジメント業務を行っている感じです。
ーー仕事終わりは何して過ごすことが多いですか?
仕事終わりは家にジムがついているので、そのままジムに行くことが多いですね。ジムから帰ったら、晩御飯を食べたり、勉強したり、本読んだりして就寝しています。
ーーすごく充実した日々ですね!休日は何をして過ごすことが多いですか?
午前中はジムにいってますね。(笑)そのあとは日によりますが、ショッピングモール行ったり、イベント参加したりしてます。日曜日は中国語のレッスンがあるので、毎週固定でオンライン授業を受けてます。
ーーアクティブに動いていらっしゃいますね!
マレーシアに来てからの交友関係
ーーマレーシアにこれから移住したいと思っている人が気になっていることの一つとして、現地での交友関係があると思います。IYさんはどのようにして交友関係を広げていっているのでしょうか?
私の場合は日本人の友達は少ない方なのかと思います。マレーシア人がたくさんいるコミュニティがあるので、そこに参加して、一緒にバドミントンしたりお茶したりと交友関係を広げています。
ーーこのインタビューを読んでいる人のなかには現地のマレーシア人と友達をたくさん作りたいと思っている人が多いと思います。そういう方に向けてどのようにコミュニティを見つけたら良いと思いますか?
そうですね。最初からいきなりマレーシア人しかいないコミュニティに入るのはハードルが高いと思うので、まずは日本人もいるようなコミュニティに参加するのが良いと思います。「マレーシア掲示板」というサイトでよくイベントの告知とかしているので、そこで参加したいイベントを見つけて参加してみるのが良いと思います。
マレーシアに来て良かったこと
ーー色々と質問してきましたが、ざっくりとマレーシアに来てよかったですか?(笑)
本当によかったです!もう帰りたくないくらいです。(笑)
ーーどのような点で良かったですか?
普段の生活に対してのストレスが少ないことが良いですね。マレーシアは他民族だからこそ違うのがあたり前って感じなので、他人と比較することがなくなりましたね。
あとは、通勤電車のストレスもないですし、家も広いし、全体的に心にゆとりを持って生活ができている感覚がありますね。
これからマレーシアに移住する人に向けてメッセージ
ーーそれでは最後にマレーシアにこれから転職しようとしている人に向けてメッセージはありますか?
「海外移住は想像以上にハードルが低いです!」ってことですかね。私の場合は、海外就職や海外移住ってものすごくハードルが高いものって勝手に思ってました。でも実際にやってみると、本当に簡単で少し勇気を出して1歩踏み出せば全然普通に叶えられるなと思いました。
もし仮にその国が合わなくても、失敗しても、それって行ってみなきゃ分からないことだと思うんですね。だからこそ、勇気を出してみてほしいなとは思いますね。
ーー今日は貴重なお話をありがとうございました!
こちらこそ、ありがとうございました!
eeevoではマレーシアに転職したい方を大募集しています!
本記事のキャリアアドバイザーだけでなく、様々な求人を紹介いたします。
「まずは相談だけでもしてみたい...」という方でもOK!
以下のボタンからぜひお問い合わせください。
マレーシア⇔日本の就職・転職・求人をサポート
マレーシアで働くならどのエリア?
・クアラルンプール(首都):日本人の大部分はクアラルンプール在住。歴史ある日本人コミュニティがあり、発展した住みやすいエリア。求人数は多く、仕事を見つけやすい。
・セランゴール州:クアラルンプール近郊のエリア。工業団地に工場を構える日系製造業多数。求人数は多く、仕事は見つけやすいが、公共交通機関があまり発達しておらず車がないと不便。
・ペナン州:発展したペナン島の都市部が観光地として有名ですが、橋を渡った半島部には工業地帯が広がり日系企業も多数。移動には車が必須だが、程よく発展して住みやすいエリア。求人情報数はあまり多くない。
・ジョホールバル:マレー半島南端に位置するシンガポ―ルに最も近い町。日本人コミュニティあり。求人情報数は少ない。
・サバ州/サラワク州:ボルネオ島に位置し、製造業が多いエリア。求人情報数は少ないが、給与は高め。
マレーシア就職に役立つコラム更新中
・マレーシアの日系企業で働く日本人の通勤用オフィスカジュアル
・転職に必須の英文履歴書を書くコツと裏技
・「現地採用」と「正社員」の違いとは
・クアラルンプールの通勤手段
・現地採用のランチ事情にみるマレーシアの物価
・私がマレーシアで働く理由~新卒でマレーシアに就職した24歳に聞きました