#8 Web制作ディレクターNさん
eeevo がお届けするマレーシア転職経験談シリーズ第一弾は、マレーシアでWeb制作ディレクターとして活躍するNさんのストーリーです。
もともとは日本で不動産の営業マンをしていたところから、フリーのエンジニアへキャリアチェンジ。その後、マレーシアでWeb制作会社に転職をしたという面白い経歴の持ち主です。
異なる業界からの転職をしてみたい人やキャリアチェンジを考えている人はぜひ参考にしてみてください。
お名前 | Nさん |
マレーシア歴 | 2018年~現在 |
仕事内容 | Web制作会社マネージャー |
マレーシアでの仕事と生活について
──本日はよろしくお願いいたします!
よろしくお願いいたします!
──マレーシアにはいつから住んでいますか?
今年で丸7年、もうすぐ8年目になります。今はクアラルンプールにあるWeb制作会社で、制作のディレクションとマネジメント、営業も担当しています。
──現地での働き方について教えてください。
朝8時半から仕事を始めて、クライアント対応や社内の進行管理、営業活動などをしています。最近は、17時半には退勤するようにしています。
──マレーシア人と働く中で、日本との違いを感じることはありますか?
やっぱり文化の違いは大きいですね。まず、やり取りはすべて英語なので、最初はそこが挑戦的でした。
あと、家族をすごく大切にする文化なので、「家族の行事があるから今日は休むね」っていうのが普通にあります。なので、それを前提にスケジュールやKPIを設計する必要がありますね。
根性論みたいなものは通じないですけど、うちのスタッフはみんな頑張り屋ですよ。2年、1年半と長く働いてくれています。ただ、一般的には会社への帰属意識はそこまで強くない印象です。
マレーシア移住のきっかけと背景
──もともと日本ではどんな仕事をしていたんですか?
最初は不動産仲介の営業をしていて、その後は介護業界の営業職にも就きました。その後、独学でWeb制作を学んで、フリーランスのエンジニアに転身しました。
──もともと不動産業界にいたところから、エンジニアにキャリアチェンジした理由はなんだったんですか?
その当時の考えでは、今後日本の人口が減少していくのに部屋の数が変わらない、つまり需要が落ちていくんではないかなと考えてたんですね。
IT業界であれば、当時成長市場だと思っていたので片足突っ込んで置くのは大事かなと思ったというのがきっかけです。
あとは、 「どこにいても働けるスキルが欲しい」と思ったのがきっかけです。当時、リモートワークや場所に縛られない働き方が注目されていて、Web制作なら在宅で仕事できるかなと思ったのも魅力の一つでした。
──どのようにしてエンジニアのスキルを身に着けていったのですか?
完全に独学です。1年ほどは昼は不動産の仕事をしながら、夜にエンジニアの勉強やWeb制作の仕事をしていました。1年ほどで収入が逆転し始めたので、完全にエンジニアに切り替えた感じでしたね。
──国内でフリーランスエンジニアをやっているところからなぜ、海外移住を決断したのでしょうか?もともと海外思考があったんですか?
正直全く海外に興味はありませんでした。(笑)
でも、あるとき友達に誘われて、ラオスとタイを2週間バックパック旅行したんです。その経験が心に残っていたのは、きっかけの一つだったかもしれません。
移住の決断と今の会社との出会い
──マレーシア移住のきっかけは何だったんですか?
実は、私生活で色々あって、家を探していたんですよ。
そのとき、たまたまマレーシアに移住していた友人が「来ちゃいなよ」って言ってくれて。ちょっと東南アジアを一周しようと思って旅に出て、その流れでマレーシアに来ました。
──最初は観光ビザでの滞在だったんですか?
そうです。フリーランスのままで、観光ビザで滞在してたんですけど、あるときイミグレで止められて「このままだとマレーシアにいられないな」と思って。
そこで紹介されたのが今の会社でした。VISAを出してもらえることで、行動の自由が得られる。フリーランスの働き方も良かったのですが、VISAを出してもらえるって点に魅力を感じたのが最初のきっかけでした。
──マレーシアに住んでみて、よかった点は?
人がとにかくいいですね。日本人も現地の人も含めて、最初に会った人がどんどん紹介してくれて、いろんなご縁ができました。
今の会社の社長と出会ったのも紹介がきっかけなので、このあたりはマレーシアに来てよかったと思いますね
あとは気候もいいし、日差しがそこまで強くなくて過ごしやすいのも重要ですね。英語圏というのも、勉強になるなと思っていました。
これからマレーシアを目指す人へ
──移住前にやっておけばよかったと思うことはありますか?
やっぱり英語ですね。僕は移住当初、英語がまったくできなかったので、現地の友達が全然できなくて。
日本人コミュニティの中でしか過ごせなかったのが少しもったいなかったかなと思っています。
──最後に、マレーシア就職を目指す方にメッセージをお願いします。
「ギャップを楽しめる人」になってほしいですね。日本で当たり前だと思っていたことが、こっちでは当たり前じゃないことが本当に多いんです。
コンビニで並んでるのに、店員が出てこないとか(笑)。そういう一つひとつを「なんでだよ」と思うより、「面白いな」って思える人のほうが、海外での生活を楽しめると思います。
それに、今のマレーシアは日本のものも手に入りやすいし、生活環境も整っています。自分の価値観を広げたい人には、すごくいい場所だと思いますよ。
──今日は貴重なお話をありがとうございました!
こちらこそ、ありがとうございました!
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・セランゴール州:クアラルンプール近郊のエリア。工業団地に工場を構える日系製造業多数。求人数は多く、仕事は見つけやすいが、公共交通機関があまり発達しておらず車がないと不便。
・ペナン州:発展したペナン島の都市部が観光地として有名ですが、橋を渡った半島部には工業地帯が広がり日系企業も多数。移動には車が必須だが、程よく発展して住みやすいエリア。求人情報数はあまり多くない。
・ジョホールバル:マレー半島南端に位置するシンガポ―ルに最も近い町。日本人コミュニティあり。求人情報数は少ない。
・サバ州/サラワク州:ボルネオ島に位置し、製造業が多いエリア。求人情報数は少ないが、給与は高め。
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