【マレーシア就職なら当たり前!】求職者さんが現地採用で驚く日本との違い
こんにちは。コンサルタントの緒方です。
普段、求職者様の転職サポートをしているのですが、求職者様から、「マレーシア就職では早期退職してしまうと罰金があると言われたんですが、普通ですか?」と聞かれることがあります。その答えは、正解でも誤りでもあります。たしかに、マレーシアの現地採用では日本と違うことがたくさんあって最初は驚きますよね。
今日は、現地採用を考えている皆様に、実際のマレーシア現地採用の「普通」をお伝えしたいと思います!
①マレーシアの現地採用は期限付き?!
マレーシアでは私たち日本人は就労ビザが無ければ職に就くことが出来ません。その期限は最大で2年となっており、そのため雇用期間(=ビザの有効期限)が発生します。
「現地採用」は、期限付きの採用です。では、必ず2年で帰らなきゃいけないのかというと、そういうわけではありません。
就労ビザと雇用期間を更新することは可能ですが、ビザの取得には申請費用がかかるため、企業側もその方のパフォーマンスに応じて次の更新の有無を検討する場合があります。
②1年以内に退職した場合、ペナルティを払わなければいけない?!
これは冒頭の質問の答えとなります。
ペナルティは主に、BPO(カスタマーサポートやコンテンツチェック、内勤営業など)で取り入れられているものになります。BPOでは、日本人が就職するためにVISAの申請費用や渡航費などを会社が負担しています。そのため、一定期間の就労期間の間に、個人的な都合で会社を退職した場合は、渡航にかかったお金を企業に支払う必要があります。会社によって、1年の場合と2年の場合があります。
外国人がマレーシアで働くためには、様々な費用がかかってくるのですが、全て企業負担となり、求職者側は入社時には一切お金がかかりません。こういった決まりを設けなければ就労ビザが悪用されてしまう可能性もありますよね。BPOであればペナルティを取り入れていない会社はほぼないかと思います。
そのため、罰金ではなく、渡航にかかったお金を返金する、という伝え方の方が正しいかと思います。
③福利厚生が少ない?!
これは、日系企業の現地採用で見られる特徴です。
日系企業の場合、現地法人との契約となります。福利厚生はマレーシア人の同僚と変わらないように設定されていることが多く、その内容は交通費や保険の支給にとどまることが多く、ボーナスは会社によってはないところもあります。住宅手当や生活手当、または渡航のための航空券の手配などの支給はかなり稀です。
BPOの企業は福利厚生が充実している場合が多いので、仕事内容や今後のご自身のキャリアプランによって、どちらが良いか選んでいただくとよいでしょう。
いかがでしたか?
今回は、実際に求職者様がお仕事選びの中で感じやすいであろう、マレーシアと日本の違いをお伝えさせていただきました。事前にマレーシア就職の一般的な情報を知っておくと、お仕事選びもスムーズですよね!
ただ、いろいろ調べられても分からないことなどあるかと思います。マレーシア就職・移住について悩むことがあれば、検討段階でもコンサルタントにご相談いただけますし、定期的にセミナー(座談会)も開催していますので、そちらにご参加いただいてもお悩みを共有・解消できるかと思います。
皆様が安心してマレーシア就職できるようアドバイスいたしますので、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
マレーシア⇔日本の就職・転職・求人をサポート
マレーシアで働くならどのエリア?
・クアラルンプール(首都):日本人の大部分はクアラルンプール在住。歴史ある日本人コミュニティがあり、発展した住みやすいエリア。求人数は多く、仕事を見つけやすい。
・セランゴール州:クアラルンプール近郊のエリア。工業団地に工場を構える日系製造業多数。求人数は多く、仕事は見つけやすいが、公共交通機関があまり発達しておらず車がないと不便。
・ペナン州:発展したペナン島の都市部が観光地として有名ですが、橋を渡った半島部には工業地帯が広がり日系企業も多数。移動には車が必須だが、程よく発展して住みやすいエリア。求人情報数はあまり多くない。
・ジョホールバル:マレー半島南端に位置するシンガポ―ルに最も近い町。日本人コミュニティあり。求人情報数は少ない。
・サバ州/サラワク州:ボルネオ島に位置し、製造業が多いエリア。求人情報数は少ないが、給与は高め。
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