【体験談】マレーシアで生活することのメリット・デメリット
筆者紹介、記事作成の思い
本記事はマレーシア就職を検討している方をメインに向けた記事になっておりますが、それだけではなく現状を変えたい!と思っている方にもぜひ読んでもらいたいと思っています!なぜそのような方にオススメしたいかという理由と合わせて、まず簡単に筆者の紹介をさせていただきます。
私はマレーシアに来て2年半になります。この2年半で大きく成長でき、自分と向き合う時間を多く作れたことで、客観的に自分が見えるようになったと感じることが多々あります。以前の自分は周りの目を気にし、少しでもいい社会的ステータスがほしい、周りと比較されたくないから周りと違うことをしていきたい、嫌われたくないから本音を言わないといったような性格でした。しかし、それがマレーシアに来て多様なマレーシア文化に触れ、人と違って良い、と感覚的に感じるようになりました。自分に自信がつき、周りの目を気にする必要などなく自分らしくいていいと思えるようになりました。
また、私含め友人の多くが口にするのが、”幸せを感じる水準が変わった”ということです。”足るを知る”とも言い換えられるかと思いますが、今あるもので幸せを感じるようになり、多くを求めすぎなくなります。例えば、マレーシアは時々断水や停電がありますが、水が出なくなり、電気がつかなくなることで、今まで当たり前だった水や電気のありがたさを感じることがあります。いやいやそんなこと感じる必要ない、と思う方や、そんなの嫌だとと考える方もいるのも事実なので、必ずしもこの考え方が誰しも当てはまるわけではないです。ただこのような考えを持つ方ほど、現状を楽しめ、幸せそうに生活している印象です。
長くなりましたが、伝えたいことは、悩んでいるなら飛び込んでしまうのも意外と悪くないよ、ということです!その判断材料の1つになればと思い、下記にメリット、デメリットの一部を記載します。参考程度にお読みいただければ幸いです!
メリット
生活水準の向上
個人的な感覚の差はあるものの、多くの人が口にすることです。物価高騰はしていますが、やはり日本よりは安く、食事も屋台など場所を選べばまだまだお金をかけずに満足度の高い生活が可能です。住居に関しては特に日本との違いを感じ、クアラルンプール中心街でも5万円程度で十分な広さの家を見つけることができます。基本的にどのコンドミニアム(いわゆる高層マンション)もプール、ジム、中庭など設備が充実しています。
筆者の住居もクアラルンプール内で2LDK、プール、ジム、ショッピングモールの上階、駅直結の条件で月RM2300(70,000円弱)ほどで住むことができており、日本だとまず経験できないなと感じてます!
日本人コミュニティもある
外務省の海外在留邦人数調査統計(令和3年)によるとマレーシアにいる日本人は27,000人ほどいます。多くは大きな都市(クアラルンプール(全体の約半数)、ペナン、ジョホール)に集まっており、日本人コミュニティは大小複数あります。そんな中で助け合い、困った時の情報交換等も盛んになっており、大抵のことは解決することができます。
日本人がそれなりにいるということは日系企業の進出も盛んであるということ(約1200社)も意味しており、日系企業が日本人求職者を求めるケースも多く、英語が達者ではなくても仕事を見つけることも可能です。こういった情報も日本人コミュニティやSNS、掲示板等で入手することができます!
※数値データは外務省/海外進出日系企業拠点数調査に基づく
言語面での学習環境が整っている
マレーシアでは英語、マレー語、中国語が使用されます。ただ日常生活では英語がメインであり、英語がわかれば生活は十分可能です。英語レベルも高くなくても問題なく、生活する程度であれば、単語を並べて、ジェスチャーも交えて意思表示ができる程度で大丈夫です。
マレーシアにおける語学面の一番のメリットは学ぶ環境が整っているということです。複数言語が日常的に使える環境があり、言語のレベルをあげることができます!ただ当然ではありますが、学ぶ姿勢が大切です。いれば自然とできるようになるわけではなく意識的に学習し、身につけていくことが向上への一歩です。こういった言語環境が整っていることを魅力的に感じ、インターナショナル学校への親子留学なども盛んに行われています。
デメリット
通貨の弱さ
物価も低いため、日本で働くのと比較すると基本給が少なくなります。働く企業にもよりますが、基本的に給与はRM7000 – RM10,000くらいの仕事が多い印象です。日本円にすると大体20万円〜30万円程度です。そのため、物価が高い国に旅行に行ったり、日本に一時帰国をしようとすると、思ったほか出費が大きくなってしまい、やはりマレーシアリンギットで給与をもらうことのデメリットは感じます。ただ、マレーシアで生活をするには困らないですし、東南アジア圏内の旅行は安く、短距離でいけるので生活の仕方を工夫すれば十分貯金も可能です!
生活費の高騰
一般的に認知されているほど実際は安くはない、という印象です。物価は日本の3分の1と言われてきましたが、それはひと昔前の値段かなと思います。最近は物によっては日本と同じ程度かかるものも多く、日本食レストランやお酒に関しては日本と同じかそれ以上にする場合もあります。日本と同じものを毎日食べて生活しようとすると思いの外コストがかかるのも事実です。
とはいえ、上記にも記載したように居住費はまだまだ日本より安く条件が良いものが見つかりますし、食や買い物も選べば安いものもまだまだあります。もし生活に不安を感じるようであれば、一度旅行で訪問し、体感してみると良いかもしれません!
季節の楽しみが少ない
マレーシアは常夏の国で基本的に年中暑いです!雨季乾季こそありますが、日本のように四季はありません。やはり日本に戻ると四季の良さは感じますし、時々寒い環境が恋しくなります。。!
ただ、考え方次第では良い面もあります。年中暑いので、基本的に半袖短パンで過ごせばいいため服装が楽、乾燥が少ないので肌の状態をよく保てる、外の季節が変わらない分ショッピングモールが季節ごとの装飾を全力で手がけるなど、これはこれで良いのかな、とも感じます。
まとめ
マレーシアへの就職、転職を考えているが、まだ悩んでいる!という方に対して本記事でお伝えしたいことは、どんなことでもいいのでぜひ一歩を「踏み出してほしい」ということです!マレーシアにおける就職記事を読むことや、求人に応募することであったり、その一歩は人によって様々かと思います。
メリットの部分はできるだけ享受し、デメリットは考え方次第ではメリットに捉えることもできます。海外転職するということは、現状の環境、安定性や交友関係など、なんらかに諦めをつけなければならないことがあるかと思いますし、前に進む過程でわからないことや不安なことが出てくるかと思います。その際はぜひご相談いただき、気になる点を解消するお手伝いをさせていただければと思います!
人生の中で大きな判断のタイミングになるからこそ、我々がご相談に乗りながら最善のご支援をさせていただければ幸いです!
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マレーシアで働くならどのエリア?
・クアラルンプール(首都):日本人の大部分はクアラルンプール在住。歴史ある日本人コミュニティがあり、発展した住みやすいエリア。求人数は多く、仕事を見つけやすい。
・セランゴール州:クアラルンプール近郊のエリア。工業団地に工場を構える日系製造業多数。求人数は多く、仕事は見つけやすいが、公共交通機関があまり発達しておらず車がないと不便。
・ペナン州:発展したペナン島の都市部が観光地として有名ですが、橋を渡った半島部には工業地帯が広がり日系企業も多数。移動には車が必須だが、程よく発展して住みやすいエリア。求人情報数はあまり多くない。
・ジョホールバル:マレー半島南端に位置するシンガポ―ルに最も近い町。日本人コミュニティあり。求人情報数は少ない。
・サバ州/サラワク州:ボルネオ島に位置し、製造業が多いエリア。求人情報数は少ないが、給与は高め。
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