【マレーシア在住者必読】マレーシアでコロナにかかったらどうしたらいいの?実際の体験者が語る対処法
症状が出た!その後にすることは?
症状が出始め、コロナかな、、、?と感じたらまずはクリニックや病院でPCR検査を受けましょう。PCR検査はクリニックや病院で受けることが可能です。事前に最寄りの検査ができる場所を調べて置くことをお勧めします!
場所はMySejahteraから簡単に見つけることができます。※MySejahteraとは、現在マレーシアで利用されているコロナ禍専用アプリで、お店や訪問先でQRコードをスキャンして感染者の行動をトラッキングしたり、体調の報告などができます。MySejahtera登録画面はこちらから
クリニックや病院にいくことが難しい方は、セルフ検査キットもネットや薬局で販売されていますので準備しておくと安心ですね。マレーシアの保健省で認められている検査キットはこちらからご確認ください。
コロナ感染の経験がある友人によると、2021年7月の終わり頃、ちょうどマレーシアで感染者数が増え続けていた時期に味覚を無くしたことに気付いたそうです。おかしいと思いクリニックでPCR検査をしたところ、結果はPositive (陽性)※後からわかったのですが、かかったのはデルタ株だったようです。
陽性と結果が出ると、 MySejahteraのヘルスステータスが自動的に更新され、感染発覚から2週間は、Mysejahteraから症状報告のアンケートが届きます。そのアンケートに回答することで症状の確認をしているようなので間違わないように提出を心がけましょう。
陽性結果になってからの対応を知っておこう!
もし陽性結果になった後の対応は大きく分けて4つあります
①陽性患者の隔離施設CACへ
②病院へ入院
③ホテル隔離
④自宅隔離
それぞれの対応方法を具体的に見ていきましょう。
①陽性患者の隔離施設CACへ
以前は軽症の場合でも受け入れられていたようですが、現在は感染者数が多く、病床が不足しているため査定基準は症状の度合いだけでなく年齢や持病なども考慮され決められているそうです。
基本的にはCACがあなたのコロナ症状を査定し、自己隔離、隔離センター、または病院での隔離を勧めるかを判断します。もし陽性結果が出たら、2週間は毎日症状の状態についてアンケートで答え、症状が重いと判断された場合はCAC (Covid-19 Assessment Centre) から連絡がきます。症状が重く隔離センターでの治療が必要+低リスクと判断されたときは、マレーシアの低リスク隔離・治療センター『PKRC』で隔離することが可能です。
しかし、先ほどお伝えしたように現時点では隔離センターも満室である場合が多くあまり簡単に入ることができません。ただ、他の友人はCACから連絡が来たタイミングで自身の病状が重いことをできるだけたくさん伝え、受け入れしてもらえたとのこと。症状が重く隔離センターでの宿泊を希望する場合は、症状が重いことをしっかり伝える方がよさそうです。
②病院へ入院
病院で入院しながら治療をするという方法です。症状が重症で集中的な治療を希望する場合や軽症であっても持病等があるので病院に入院されたい方は、自費でコロナ患者を受け入れている病院で隔離という手段もあります。ICUではなく通常の入院のみの場合は病状関係なく病床が空いていれば受け入れ可能ですが事前に病床の空き状況の確認を病院に直接する必要があります。
病院での隔離は一番安心できる方法でありながら、かなり高額な点がデメリット。
例えば、デポジットでRM20,000(約52万円)前後かかる場合があったり、また私立病院の救急車を利用する場合はその費用も自費です。
もしICUに入院が必要な場合は、一泊なんと約RM10,000 (約26万円)前後かかる可能性があります。その上、薬代なども必要ですのでかなりの値段になってしまいます。保険が適応されるケースが多いので、まずは保険の加入有無や加入している場合は補償内容をご確認いただいたほうがいいと思います。もし保険が適応されない場合は高額な医療費を自費で負担することになってしまいます。
③ホテル隔離
あまりコストをかけずに自己隔離したいけど、家族や同居人がいて自宅で隔離は難しい!という方には、自費で隔離ができるホテルにて『ホテル隔離』という選択もあります。ホテル隔離では、医療チームが24時間体制で活動しているため自宅隔離よりも安心できることがメリットです。ホテルによっても違いますが大体一泊RM200(約5,200円)で利用ができ、1日3食の食事もついています。
ただ食事に関しては、もちろん日本人向けの施設ではありませんので日本人にとってはきつい環境かもしれません…。また、食中毒などの観点から外部からの食べ物などの持ち込みができないことがデメリットとしてあります。
こちらのサイトから、隔離ができるホテルとその予約・支払いが可能です。
なお、こういった隔離ホテルも地域によっては空室がなくなりつつある状況のようです。
ホテル隔離をした私の友人のは、7日間で合計RM1,740.75(約4万5,300円)かかったそうです。
<ホテル隔離費用の詳細>
・宿泊費:RM1,312.50(約3万4,100円)
・往復の送迎費:RM270(約7千円)
・10%のサービス税:RM158.25(約4,100円)
④自宅隔離
隔離センターでは受け入れができないような軽症の場合は自宅で隔離をするように通達されます。症状が軽い人は自宅隔離でまずは様子を見るのが良いでしょう。自宅で隔離をする際は、全て自分もしくは家族や同居人による看護が必要ですが、一番コストがかからず気軽にできるのがメリットです。
ただ自宅隔離といっても家で安静にしているだけでは十分ではありません。
以下の項目に従うように心がけましょう。
・感染者のみが滞在する部屋と可能であれば専用バスルームも確保する(可能でない場合は、感染者が使用後必ず消毒をする)
・窓を開けたりなどして風通しをよくする
・食器は感染者と家族や同居人で分けて使用
・家族や一緒に住んでいる人たちと距離を保つ
・MySejahteraと家族や友人に毎日症状の報告をする
・定期的な手洗いを心がけ、家族やルームメイトがいる場合は室内でもマスクを着用する
・水分と睡眠をたくさん飲む(1日2~3L)
・フルーツとビタミンCを取る
・毎日または2日に1度部屋の掃除をする
・オキシメーターで酸素飽和濃度を2〜3時間に1回チェック
クリニックに行くと解熱剤等の薬をもらえますが薬局の薬剤師に相談しても解熱剤や頭痛薬を購入することができます。
コロナにかかった時の為に今から確認しておきたい!3つの事
①保険内容の確認
ご自身が入っている保険がどこまで適用されるのかを事前に知っておくことで、もしもの時も安心ですよね。まずはご自身が入っている保険会社に内容の確認をお勧めします。確認事項としては疾病治療費や保険適用が入院のみなのか、通院もカバーされるのかなど細かなところも確認しておきましょう!
②コロナ感染時の緊急連絡先リストの確認
症状が急に悪化した際に連絡するところがわからない!とならないためにも事前に確認しておくことをお勧めします。下記クアラルンプールのみとなりますがローカルの緊急時の際の連絡先です。※友人から教えていただいたリストですので、参考程度にご確認ください。本リストについて当社にお問い合わせいただいても対応できかねます。
③KLにある日本語通訳者のいるコロナ感染者受け入れ可能病院
入院を希望する際に必ず必要なのが、コロナを受け入れている病院や緊急で連絡する連絡先です。万が一に備え、最寄りの病院でコロナ患者の受け入れをしている病院と、そこが満床の際に連絡をするその他の病院を探し連絡先を控えておきましょう。
もしもの時に日本語通訳者がいる病院だと安心ですよね、下記日本語通訳者が駐在する病院の一部を記載しています。
グレンイーグルス クアラルンプール
・連絡先:
病院:+603 4141 3000
救急車:+603 4141 3018
Whatsapp:+6016 339 3000
・日本語通訳
月~金曜日:午前9時~午後5時
土曜日:午前9時~午後1時
パンタイホスピタル クアラルンプール
・連絡先:
-
- 病院:+603-2296 0888
- 救急車:+603–2296 0999
- Whatsapp:+6016-313 0888
・日本語通訳:
-
- 月~金曜日:午前9:00〜午後5時
- 土曜日:午前9:00〜午後1時(第1・2・3のみ)
プリンスコート メディカルセンター
・日本語通訳:
-
- 日本語問い合わせメールアドレス:healthy.japan@princecourt.com
- 日本語専用ホットライン:+6017 877 3368
まとめ
今回は、マレーシアでコロナに感染した友人の体験談を元に、感染した際の対処法についてご紹介しました。特に日本人にとっては、発信される情報のほとんどがマレー語または英語でのため、完全には理解できないなんてこともあり余計不安に感じていたのではないでしょうか。コロナに感染しないことが一番ではありますが、万が一に備えて対処・隔離方法は知っておきましょう。
また、ご家族や同居人がコロナ感染の疑いがある場合は、怪しいと思った時点ですぐにマスクを着用し、食事は別々でとることで感染を防げる可能性があります。状況が改善するまでみんなでSOPを守り安全に過ごしましょう!!
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マレーシアで働くならどのエリア?
・クアラルンプール(首都):日本人の大部分はクアラルンプール在住。歴史ある日本人コミュニティがあり、発展した住みやすいエリア。求人数は多く、仕事を見つけやすい。
・セランゴール州:クアラルンプール近郊のエリア。工業団地に工場を構える日系製造業多数。求人数は多く、仕事は見つけやすいが、公共交通機関があまり発達しておらず車がないと不便。
・ペナン州:発展したペナン島の都市部が観光地として有名ですが、橋を渡った半島部には工業地帯が広がり日系企業も多数。移動には車が必須だが、程よく発展して住みやすいエリア。求人情報数はあまり多くない。
・ジョホールバル:マレー半島南端に位置するシンガポ―ルに最も近い町。日本人コミュニティあり。求人情報数は少ない。
・サバ州/サラワク州:ボルネオ島に位置し、製造業が多いエリア。求人情報数は少ないが、給与は高め。
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