マレーシアで生活して感じる日本との違いってなに?!
文化の融合
まず主要な民族が3種類です。人口の約7割がマレー系、2割が中華系、1割弱がインド系と、複数民族が混じる国のため様々な場面で多様性を感じます。例えば言語、宗教も民族によって大きく変わります。学校教育は各民族の教育環境があり(例えば中華系の方が多く通う学校、など)、日本人からすると新鮮な感覚です。
宗教
イスラム教6割、仏教2割、キリスト教1割、ヒンドゥー教1割弱と宗教も様々入り混じっています。日本にいると宗教を身近に感じることはあまりないですが、マレーシアでは宗教は生活の中心になっています。
例えば、イスラム教徒は豚肉、アルコールは禁止されているため、大抵のお店には、ハラル認証の有無を記載しています。ハラル承認がされているお店にはイスラム教徒の方も安心して入れます。ただ皆がイスラム教とというわけでもないため、とんこつラーメン屋があったり、バーもあったりと他の宗教への配慮もあります。
また断食の期間(ラマダンと呼ばれる)があったり、日本ではあまり聞かないような宗教にまつわる行事が行われているのも特徴です。
言語
基本的に英語がどこに行っても通じます。マレー語が公用語であるものの、英語教育がしっかり行われていること、家庭内や日常的に英語を使っているため、英語のレベルは高い印象です。基本的に中心都市でならどこでも通じますが、やはり少し訛りのある英語で文法も完璧というわけではないです。だからこそ単語ベースでのやり取りや、綺麗な発音で話せなくてもコミュニケーションをとることができるメリットもあります。
他タミル語や中国語も話されており、いろんな言語が日常で混ざっています。大抵はマレー系はマレー語、中華系はマレー語+中国語、インド系はマレー語+タミル語を話せるケースが多いですね。
交通手段
公共交通機関のバス、電車は中心都市には通っていますが、基本的な移動手段は車になります。郊外に住んでいる方は一人一台、中心部でも社会人経験を数年し貯金が貯まったら多くの方が車を購入、といったほど車が中心となっています。
ただ、自分で買わなくてもGrab(民間Taxiのようなもの)が発達しているため、必要時にはGrab移動でも問題ないです。日本と比較して、全般的に交通費が安く、バス電車は数リンギット(1リンギット=約27円, 2022.1)程度で移動できます。Grabは時間や天候、混み具合によって金額が変わりますが、少しの移動であれば数百円程度で乗ることができます。
天候、気候
日本のように四季はなく、基本的に一年を通して夏!です。雨季乾季はあるため降水量が多い月もありますが、気温は30度以上あり、温暖な国。ただムシムシした嫌な暑さではなく、カラッとした日差しの強い暑さ、という感じです!
日本にいると、寒くなってきたからクリスマス感を感じたり、あったかくなってきたからそろそろ桜の季節かな、といったような気温や天候で季節を感じたりしますが、マレーシアではそれは感じにくいです!クリスマスシーズンでも多くの方が半袖短パン、サンダルと少し不思議な感じがします。ただクリスマスシーズンになるとクリスマスソングがモールで流れ出したり、大きなツリーを各ショッピングモールで準備したりと、季節行事へのイベント精神が強い印象も受けます!
まとめ
単民族国家の日本とは異なり、様々な場面で多様性を感じるマレーシアはとても刺激的です。
今まで当たり前だったことが当たり前ではなくなっていく感覚はやはりマレーシアに来てみて気づけた部分が多いため、多くの方にマレーシアを知ってもらってきてもらいたいです!
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マレーシアで働くならどのエリア?
・クアラルンプール(首都):日本人の大部分はクアラルンプール在住。歴史ある日本人コミュニティがあり、発展した住みやすいエリア。求人数は多く、仕事を見つけやすい。
・セランゴール州:クアラルンプール近郊のエリア。工業団地に工場を構える日系製造業多数。求人数は多く、仕事は見つけやすいが、公共交通機関があまり発達しておらず車がないと不便。
・ペナン州:発展したペナン島の都市部が観光地として有名ですが、橋を渡った半島部には工業地帯が広がり日系企業も多数。移動には車が必須だが、程よく発展して住みやすいエリア。求人情報数はあまり多くない。
・ジョホールバル:マレー半島南端に位置するシンガポ―ルに最も近い町。日本人コミュニティあり。求人情報数は少ない。
・サバ州/サラワク州:ボルネオ島に位置し、製造業が多いエリア。求人情報数は少ないが、給与は高め。
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