マレーシア生活におけるヘイズの状況について

カテゴリ:
マレーシア紹介
更新日:
2023.06.16
最近、マレーシア生活をしていてヘイズ(大気汚染)という言葉を耳にすることになったのですが、面談においても聞かれることがあるため今回記事にして皆さんにシェアしたいなと思います。

ヘイズ(大気汚染)とは

 

ヘイズ(Haze)は、大気中の微小な粒子が霧状になり、視界や空気品質を悪化させる現象を指します。これらの微小粒子は主に大気汚染や森林火災などによって発生します。

 

主な構成要素は、PM2.5と呼ばれる微細な粒子です。PM2.5は、直径が2.5マイクロメートル以下の粒子であり、人間の呼吸器系に入り込んで健康に悪影響を与える可能性があります。森林火災や農作物の焼畑などが発生すると、燃焼物から微小粒子や化学物質が放出されます。風に乗ってこれらの微小粒子が遠くまで広がり、大気中に拡散します。大気中の湿度や気象条件によって、これらの微小粒子が霧状に集まり、ヘイズとして視界や空気品質を悪化させることがあります。

 

ヘイズの深刻度は、微小粒子の濃度や風向き、発生源などによって異なります。高濃度のヘイズが続くと、視界が悪くなり、遠くの景色や建物がぼんやりとしか見えなくなることがあります。また、ヘイズによる空気品質の低下は、呼吸器系や目の刺激などの健康問題を引き起こす可能性があります。

 

ヘイズの発生時には、屋外での活動を制限したり、マスクの着用を推奨したりするなどの対策が取られることがあります。また、関連情報や警報は、気象機関や環境機関、政府などから提供される場合があります。

 

 

 

マレーシアのヘイズ(大気汚染)の状況

 

マレーシアのヘイズは主に乾季である4月から10月にかけて発生し、状況によっては健康等に被害を与えることがあります。実際に2023年4月に、マレーシア政府はヘイズと気温が高いことに関して国民に屋外で過ごす時間を少なくした方が良いと注意喚起をしました。

 

ヘイズの深刻度は、微小粒子の濃度や風向き、発生源などによって異なるため日によってヘイズの深刻度の値は異なりますが、4月にはクアラルンプールやペナン島で場所によっては大気汚染指数(API)が100を超える「不健康」レベルになりました。

日によって、ひどい時だと遠くの景色がはっきりと見えず、ぼんやりとしている時が今もあります。

 

以下のサイトではマレーシアの大気汚染の状況を確認できるのでマレーシア生活で役立ちます。私も定期的に見ているサイトです。

https://aqicn.org/map/malaysia/jp/

 

 

 

 

ヘイズにおける対策

 

以下がヘイズにおける対策になります。

 

室内での活動

ヘイズが深刻な場合は、できるだけ室内に滞在することが推奨されます。室内にはエアコンや空気清浄機を使用して、空気をきれいに保ちます。

 

マスクの着用

外出する場合は、N95やP2といった高性能なマスクを着用することが重要です。これらのマスクは微小粒子を捕捉し、呼吸器への影響を軽減する効果があります。

 

空気清浄機の利用

室内に空気清浄機を設置することで、微小粒子や汚染物質を取り除くことができます。特にフィルターがHEPA(高効率粒子捕集)フィルターである空気清浄機を選ぶと効果的です。

 

適切な水分補給

ヘイズの時には乾燥しやすい環境になりますので、適切な水分補給を行いましょう。水分を摂ることでのどの痛みや喉の乾きを緩和することができます。

 

屋外活動の制限

ヘイズが深刻な場合は、できるだけ屋外での活動を制限しましょう。特に運動や激しい活動を避け、体力を消耗することを避けることが重要です。

 

 

 

 

 

まとめ

 

マレーシア生活をしていて、確かにヘイズについて嫌だなと思うこともありますが気にしすぎても生活できないなと思っています。そのため、私はこまめに水分補給をしたり屋外ではマスクをするなどして自分自身で対策をしている状況になります。

 

また、マレーシアでは室内でも十分に楽しめる場所(素敵なカフェやモール、水族館など)が多く、1日中屋内にいても飽きることはありません。

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マレーシア生活を安心して送るためにも自分で対策できることをしっかりと行い、屋内でも屋外でもいつも通り生活しています。

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