タイ移住完全ガイド|費用・条件・ビザから暮らしまで徹底解説

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実体験レポート
更新日:
2025.07.03
タイ移住に必要な費用・ビザ・条件・人気エリアまで徹底解説。 生活コストや注意点、日本人のリアルな暮らし方も詳しく紹介。 タイ移住を考える方にとって必読の完全ガイドです。

 

タイ移住のメリット・デメリット、生活費やビザ条件、バンコクでの暮らし方まで網羅。

タイ移住を考える日本人に向けた完全ガイド。タイ移住・海外移住・バンコク移住を検討中の方は必読です。

 

タイが移住先として注目される3つの理由

 

 

タイ移住は、年々関心が高まっている移住先のひとつです。

特に日本からの移住者が多く、バンコクには多くの日本人コミュニティが存在します。

近年はフリーランスやリモートワーカーに加え、リタイアメント層にも支持されています。

その背景には、生活コストの安さや気候の快適さがあります。

加えて、長期滞在しやすいビザ制度が整っていることも大きな要因です。

 

生活コストが安い

 

タイは物価が日本より安い部分もあり、生活の工夫の仕方によっては、生活費を抑えることも可能です。

家賃はバンコク中心地となると比較的東京と変わらないほどの家賃になりますが、離れた場所・少し郊外になると、月5万円ほどの家賃でやりくりすることが可能です。

日本にあるチェーン店やお店なども豊富ですが、日本食は比較的高いため、生活コストを抑えたい場合はローカルフードの利用をすることをおすすめします。

 

家賃:バンコク市内の1LDKで約5万〜20万円

食費:外食中心でも月3万円~

交通費:電車やバスは1回数十円〜数百円

 

このように、都市部でもコストを抑えて生活できます。

 

気候が安定している

 

タイは年間を通して暖かく、寒さによるストレスがありません。湿度も適度で、乾季は非常に過ごしやすいです。

気候が安定していることで、体調管理もしやすく、健康的な生活を維持しやすくなります。

屋外活動もしやすく、毎日の運動習慣も自然に身につきます。

 

公共交通機関が発達している

 

東南アジアの中でも良く懸念されるのが、住みやすいけど公共交通機関が発達しておらず、タクシーの利用などで交通費がかさむケース。

タイの中心地であれば、基本的に電車移動でスムーズに通勤することが可能です。

 

バンコクをはじめとした人気移住先の特徴

 

 

タイ移住ではバンコク、チェンマイ、パタヤが特に人気です。

 

バンコク:日本人向けサービスが充実

チェンマイ:静かで自然も多く、ノマドに人気

パタヤ:ビーチ近くでリタイア層に好評

 

それぞれの地域に特徴があり、ライフスタイルに応じた選択ができます。

それぞれのエリアについて、実際に現地で生活した経験からも解説していきます。

 

バンコク

 

 

バンコクは日本人向けサービスが充実しているのが特徴です。

日本食チェーン店も多く進出しており、日系のスーパー、日本語対応病院、塾など生活インフラが整っているのが特徴です。

また、先ほど注目される理由の1つにも上げましたが、交通機関が発達しているため生活も不便なく暮らすことが可能です。

 

チェンマイ

 

 

チェンマイに関しては、バンコクと比べて物価が安く生活コストを抑えやすい点があります。

また、バンコクは都心のイメージですが、チェンマイは山や川に囲まれた穏やかな自然が充実しているのが特徴です。

また、カフェやコワーキングスペースなども多く、自然の中で働くことが好きな方、リモートワーカーに最適な場所です。

 

パタヤ

引用:https://asiawa.jpf.go.jp/partners/voice/blog/2019-11-18/

 

パタヤはビーチリゾートで有名です。

ビーチリゾートならではの開放的な雰囲気が人気の1つ。

また、ゴルフ場やマリンスポーツ、娯楽施設が豊富のため、企業数が多くはないため、現地採用での勤務というよりは、リタイアメントビザで長期滞在したい方にはおすすめです。

 

日本より低コストで快適な暮らし

 

タイでは、家賃・食費・交通費が日本の2/3になる場合があります。たとえば、バンコク郊外なら月5万円以下で十分に生活可能です。

 

家賃:郊外のマンションで4~6万円

食費:屋台中心なら月3万円前後

インフラ:Wi-Fiや携帯料金も月1000円台〜

 

また、タイのショッピングモールやスーパーでは、日本食材も手に入りやすく、生活の不便さは少ないです。

 

フレンドリーな文化と日本人コミュニティの安心感

 

タイ人は温厚で親しみやすく、日本人に対しても友好的です。仏教文化が根付いており、礼儀を重んじる風習も共通しています。

バンコクには日本人学校や日本語対応の病院があり、生活環境も整っています。

地域によっては日本語が通じる店も多く、初めての移住でも安心して暮らせます。

 

タイ移住の3つの注意点

 

 

タイは移住先としておすすめの国ではありますが、実際に住んでみた経験から以下のような注意点があります。

 

・医療費、教育費用の高さ

・ビザ取得の条件

・移住後のカルチャーギャップ

 

それぞれ解説していきます。

 

医療・教育のクオリティとその対策

 

タイの医療レベルは高く、日本語対応の私立病院も多いです。ただし、医療費は高額になることがあるため、海外保険への加入は必須です。

 

教育面では、日本人学校やインターナショナルスクールが選択肢になりますが、費用は年間100万円以上かかる場合もあります。

学費支援制度や奨学金制度の確認が必要です。

 

ビザ・滞在資格に関する注意点

 

タイ移住には適切なビザが必要です。観光ビザでは長期滞在できません。主なビザは以下の通りです。

 

リタイアメントビザ(50歳以上・貯金条件あり)

ビジネスビザ(就労先が必要)

教育ビザ(語学学校など)

 

滞在延長や更新手続きも煩雑なため、代行サービスの活用や専門家への相談をおすすめします。タイランドエリートビザは最長20年滞在でき、手続きも簡単ですが費用は高額です。

 

移住後に感じるカルチャーギャップ

 

タイでは時間にルーズな文化があり、日本人にとってストレスを感じることがあります。また、音やニオイに対する感覚の違いもあります。

 

行政手続きや公共サービスの対応が遅い点にも注意が必要です。事前に現地生活を体験し、違いを受け入れる柔軟さが求められます。

 

タイ移住に必要なビザや条件とは?

 

 

主要なビザの種類と特徴

 

タイにはさまざまなビザがあります。代表的なものは以下の通りです。

 

  1. リタイアメントビザ(Non-Immigrant O-A):50歳以上・銀行預金80万バーツ以上
  2. ビジネスビザ(Non-B):就労または起業を目的とした滞在
  3. 教育ビザ(ED):語学学校や大学への入学による取得
  4. タイランドエリートビザ:特別会員制度による長期滞在ビザ

 

それぞれ条件や申請手続きが異なり、目的に応じて最適なビザを選ぶことが大切です。

 

タイ移住に必要な書類と手続きの流れ

 

ビザ申請には下記の書類が必要です。

 

  1. パスポート(残存期間6ヶ月以上)
  2. 証明写真(3.5×4.5cm)
  3. 財務証明書(銀行残高など)
  4. 健康診断書(ビザの種類による)

 

タイ大使館または現地の入国管理局で申請します。

手続きはオンラインと対面の併用で行う場合が多く、日数に余裕を持って準備する必要があります。

 

2025年現在の移住条件・最新情報

 

2025年現在、リタイアメントビザやエリートビザの条件に変更はありません。

ただし、移民局の方針変更や為替の影響があるため、常に最新情報の確認が必要です。

信頼できるビザ代行業者や行政書士を利用することで、スムーズに手続きできます。

 

タイ移住でかかる生活費

 

 

家賃・水道光熱費・食費の実態

 

生活費は選ぶエリアや生活スタイルによって異なります。バンコク中心地のコンドミニアムは月7万〜12万円程度です。郊外なら4万〜6万円に抑えることも可能です。

 

電気代はエアコン使用で月1000〜3000円。水道代は数百円〜1000円。ネット代も月1000円程度です。

 

食費は屋台やローカルレストランを活用すれば月4万円以内に抑えられます。

 

子育て・教育・保険など家族移住のコスト

 

子育て世代の移住では教育費が大きなポイントです。日本人学校は入学金・授業料を含めて年間100万〜150万円。インターナショナルスクールはさらに高額になる場合があります。

 

医療面では、家族全員が入れる海外保険の加入が安心です。保険料は年齢・補償内容により異なりますが、月5000円〜2万円程度が目安です。

 

タイ移住にかかる初期費用と準備資金

 

移住準備には初期費用が必要です。

 

  1. 渡航費:片道航空券で約5万円
  2. 賃貸契約費:敷金・礼金で約10万〜20万円
  3. ビザ申請費:数千〜数万円
  4. 家具・家電の購入費:約5万〜10万円

 

合計で最低でも30万〜50万円は用意する必要があります。

 

タイ移住者のリアルな暮らしと仕事事情

 

 

タイでのリモートワーク・フリーランス生活

 

フリーランスやIT系のリモートワーカーにとって、タイは理想的な環境です。

カフェやコワーキングスペースが豊富で、ネット環境も安定しています。

 

生活コストを抑えながら、日本のクライアントともオンラインで仕事ができる点が魅力です。ビザや税制を考慮した移住計画が求められます。

 

バンコクなど都市部での仕事の探し方

 

日本人向け求人は日系企業に多く、通訳・営業・エンジニア職が中心です。現地就職にはビジネスビザとワークパーミットが必要です。

求人はWebサイトから検索が可能です。

弊社でもタイの求人を扱っておりこちらからタイの求人一覧の確認が可能です。

その他、「カモメアジア転職」や現地の人材会社で探すことができます。タイ語ができればさらに選択肢が広がります。

 

タイで暮らす日本人の一日の生活スケジュール

 

(電車で通勤をしているバンコク市内に勤務の方のイメージ)

朝は電車で会社の最寄り駅まで移動、昼は屋台ランチやオフィスのビルに入っているカフェでランチを済ませる。午後は会議や業務に集中。夕方以降は電車で帰宅するか、近くの屋台などで持ち帰りをして、夕飯を自宅で食事。

このように、仕事とプライベートを両立しやすい環境が整っています。

 

タイ移住についてのまとめ

 

 

タイ移住は、海外移住という異なる国で生活をしながらも、日本食やお店等も充実しているため、初めての海外生活も安心して生活が出来るのが魅力です。

 

ビザの取得や生活環境の違いなどの課題もありますが、事前準備と正確な情報収集でリスクを最小限にできます。

 

暖かい気候、穏やかな文化、そして多様なライフスタイルが実現できるタイは、海外移住先として非常に魅力的です。

 

【著者】 eeevo recruit 編集部
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